簿記3級、2級の勉強方法

資格・検定

簿記3級は、商工会議所の検定試験です。
簿記はお金をどう扱っているかを見える化して、管理できるようにする技術です。
うまくお金を管理できれば、ムダなお金を使わなくなりお金が貯まるようになります。

簿記ができるようになるとお金を上手く扱うためのスキルが身につきます。

上場会社の社員であれば、定期的に公開される自社の決算書類の意味がわかり、仕事で評価される提案ができる可能性が上がります。
自営業など、自分で商売をしている方は言うまでもなく、利益を出すための必須スキルです。

プライベートでもお金の管理方法が変わり、家計管理の質が上がります。
実際、私も簿記2級まで取りましたが勉強の途中から家計管理の方法が会社のお金管理のようになりました。
前までよりお金が貯まりやすい家計管理ができていると思います。

仕事でもプライベートでも役に立つ簿記の検定を活用して、お金が貯まるようになりましょう。

簿記とは

簿記はどんな資格か

簿記とは何でしょうか。
まず簿記は商工会議所の検定試験のHPの説明を引用します。

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。

簿記とは 商工会議所の検定
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/about

簡単にいうと、誰でも活用できる収入と支出、資産の状態を見える化するスキルです。

仕事では、主に経理が使います。しかし今は経理以外の仕事をする人すべてが持っていた方がよいスキルです。
なぜかというと、仕事では必ずコスト管理が重要になります。売上よりも支出が多いと利益がでません。そのため収支を考えて行動することはすべての社会人に必須です。
私は技術職ですが、いくらよいものが作れるからといっても無限にお金をかけられません。無限のお金がないからです。

有限のお金をよりよく扱うための基本スキルが簿記です。

そのスキルを検定を合格するための勉強で身につけることができます。

簿記3級、2級は各地にあるパソコン教室などであいていればいつでも試験を受けることが可能なネット試験があります。受験に関しては利便性が高い資格です。

簿記のメリット

仕事でのメリット

仕事では、利益をだすことが大事です。利益がでるから仕事をした人への給料を払うことができます。

利益をだすには売上と費用を把握する必要があります。そのためのスキルが簿記です。

簿記ができるようになるとどうやってコストが発生するのか、何がコストになるのかがわかってきます。
コストを抑えつつ、最大の効果を得る提案ができれば、仕事で高い評価が得られる可能性が上がります。そして実現できればさらに評価が上がる可能性があります。

逆に、お金の見える化が不十分だと高い技術力があっても潰れてしまう会社があります。
自分たちが自信のある製品が実は利益がなく、別の製品の利益が多いことに気づかずに破綻してしまうことがあります。

 高い技術力でも破綻した部品会社 長期目線が欠落 日経新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC23AR80T20C22A5000000

きちんと収支をわかることは仕事をする上では非常に重要です。

プライベートでのメリット

もっと身近でも簿記を活かすことができます。

誰でも生活するためにはお金が必要です。住む場所を借りたり買ったりするお金が必要です。食事や衣服を買うにもお金がいります。

お金の残高を確認するだけなら財布をみる、通帳の残高をみればわかります。
ですがこれだけでは自分が何にお金を使っているかわかりません。お金を貯めることができません。

これではほしいものを買うお金、旅行に行くお金を作ることができません。

私は家計簿アプリの予算管理機能を使っていました。しかし光熱費は夏冬は高く、春秋は安く季節で数万円の違いがでることもありました。それでは予算で管理しようとしてもいつも予定とおりになりません。他に突発的な支出があると完全に破綻しました。そんなときはつい、どうせ予算オーバーしているのだからとさらにお金を使いすぎてしまいます。
そのため思ったようにお金が貯まりませんでした。

今は簿記2級で勉強する引当金、積立金の考え方を使ってお金の使いすぎを減らすことができました。
具体的には、先に引当金、積立金という形で光熱費などの予算を分配して、1ヶ月単位の管理から1年単位の管理するようにしました。
そうすると単月の変動で考えるのではなく年間で考えるようになりました。
その結果、お金を使いすぎることが減りました。

簿記はどうやって勉強すればいいか

簿記は非常にクセが強いスキルです。
私は1回、簿記3級で挫折しました。
市販のテキストを買って独学しましたが、まったくわかりませんでした。

原因は、科目です。
簿記は科目が資産か、費用か、負債かなど、カテゴリーを覚えることが大事です。
これがわからないとお金の処理をどうすればいいのかわからなくなります。
そして私は簿記がまったくわかりませんでした。

その後、改めて簿記を勉強しようとしたのですが、2回目はYouTubeの講義を利用しました。

簿記は最初が非常にむずかしいスキルです。
ここをどう突破するかが大事になります。

簿記は自分にあう勉強方法を見つけることが大事

最初の突破方法は、人それぞれです。おおむね下記のどれかになるのではないでしょうか。

  • テキストだけ
  • YouTubeなどのネット講義活用
  • 通信講座の受講
  • 対面の講座の受講

自分に合った勉強方法を見つけることが大事です。

参考に私の方法を記載します。参考にしていただけたらうれしいです。

  • 独学
  • YouTubeで理解、アプリでひたすら仕分けを練習
  • 市販の問題集でアプリがカバーしていない範囲を練習。わからないところはYouTubeで復習

個人的には、簿記2級より3級の方がむずかしかったです。
2級の方が範囲が広く覚えることが多いです。しかし覚えれば何とかなる感じがしました。
3級は覚えれば何とかなるという感じがしなく、理解がむずかしかったです。

まとめ

  • 簿記はお金がどうなっているかを見える化するスキル
  • 仕事でもプライベートでも役に立つ
  • 簿記は最初が非常にむずかしい。まず自分に合った勉強方法を見つけることが大事

使った教材
 【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき 
  https://www.youtube.com/channel/UCGDec349YIziUytZzc3d7Yg
 アプリ
  パブロフ簿記(iOS)

簿記の検定は下記リンク先から詳細な情報や受験方法が記載されているので見てみてください。
簿記 商工会議所の検定試験
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping


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