資格を取ろうと思ったとき、どのように勉強すればいいでしょうか。
社会人は時間がないため出来るだけ効率良く勉強したいです。
そのため勉強は問題を繰り返し解くことが基本になります。
問題を解いてわからないところは、独学ならテキスト、講座を取っているなら講義やテキスト、質問になります。
人間の脳は一度に詰め込むよりも繰り返したほうが記憶に残りやすくなっています。
効率良く勉強するには、問題を繰り返し解くことが重要です。
忘却曲線
人間は一度覚えても、すぐに忘れてしまいます。
覚えたものを再度覚え直すことを繰り返すと記憶に定着して、すぐに思い出せるようになります。
逆に言えば、繰り返さないと覚えられないということです。
また、人間は学習した内容を覚え直すのに必要な時間は、最初に覚えたときから時間がたつほど長く必要になります。
それを調べた人がいて、グラフにしたものが忘却曲線です。
それを発展させた研究もあって、最初に覚えてから24時間以内に復習、1週間以内にまた復習と繰り返すと記憶が定着しやすいという結果が得られています。
ネットで探すと多くの記事がでてきますので興味があれば探してみてください。
選択式の問題の勉強は基本的に独学で十分
勉強の中心は、とにかく問題を解くことです。
私が勉強するときは下記のようにやっています。
- いきなり問題集を解き始める
- 5秒考えて答えがわからなければ解答と解説をみる。解けなかった問題はマークする
- 解説を見てわからなければテキストなどで勉強する
- 次の問題を解く。2、3を繰り返す
- 次の日は、前日に解けなかった問題を全て解くことから始める
勉強時間がなくても前日に解けなかった問題は全て解く。新しい問題は手をつけない - 解けなかったら2、3を繰り返す。解けたらマークを外す。解けなかったらマークしたまま
記憶の定着の傾向を考えて、前日に解けなかった問題を解くことに全力を尽くします。
時間がなければ、新しい問題を解くことはやりません。
問題を解くことがベースのため、基本的に独学で十分と思います。
問題の解説でわからないところは市販のテキストで勉強します。
今まで、選択式の問題で講義が必要だと思ったことはありません。
選択式でない場合もほとんど問題集ベースで勉強してきました。
最近は、YouTubeに講義動画がアップされています。講義が必要ならそちらで十分なことも多いです。
そのため、有料の講義はそれほど必要ないと考えています。
もちろん、人によっては有料の講義があったほうがわかりやすい人もいると思います。
人に教えてもらったほうが早く確実に理解できることも多いと思います。
短期で合格したい、確実に合格したいなどの理由があれば有料講座を取ったほうがいいと思います。
論述式は講座を利用するのも手
講座を取ったほうがいいと思うのは、下記の2つの要素がある試験です。
- 論述
- 時事問題
論述は、自分の書いた論文が適切かを第3社に見てもらうほうが確実です。
特に問題の明確な解答がない場合はなおさらです。
私は技術士の2次試験を受験中です。
独学でこれまでやってきたのですが、なかなか合格できません。
最近は比較的論文の評価が高いランクを取れるのですが、合格まではいけません。
独学では論述式に限界を感じているところです。
今年は試験前に技術士論文のYouTubeの動画を見て、自分が悪いところは論文が見ている要素をきちんと把握していないところだとわかりました。
技術士試験は、各問題で求めている要素を公開しています。
忙しくて、その資料を見ていなかったのが自分の悪いところです。
それに合う論文を書くことが必須と感じています。
忙しい社会人は、試験の分析の時間をとることも難しいです。
同様に時事問題が多い試験も、時事問題を追いかける時間をとることが難しいです。
そのため、分析や時事問題が重要な試験は有料講座を利用するのも手と考えます。
今年の技術士試験に合格しなかったら、来年は有料講座をとってみようと考えています。
問題集アプリを利用する
最近は、アプリストアで資格・検定の検索をすると問題集アプリが出てくることが多いです。
私は問題集アプリで問題練習をやることが増えました。
本の問題集は嵩張りますし、間違えた問題のマークもちょっと面倒です。
アプリでは間違えた問題はマークされるなど、便利なものも多いです。
隙間時間にやりやすいため、繰り返し解いて記憶に定着させるには便利です。
まとめ
- 勉強のベースは問題を繰り返し解くこと
- 基本的には独学で十分
- 記述式や時事問題が多い資格・検定は、分析・調査に時間をとる必要がある。
時間が取れないなら、有料講座に分析・調査を任せてしまうというのも手 - 最近は問題集アプリが増えてきている。繰り返し問題を解くのに便利